LINE:送られてきたスタンプを買う確率は? 送受信数から購入率を考える
- 2015/9/3
- IT・デザイン, SNS
- LINE, LINEクリエイターズスタンプ
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こんにちは、中村です。
今日はLINEスタンプの話題。
みなさんLINEでスタンプ使ってますか?
私はあまり使いません。作るのは好きですけど。
ある程度の年齢になると、かわいいスタンプとか送りづらくなるんですよね。
「うわ、あのおっさんあの顔でこんなスタンプ使ってるよ」みたいなね、被害妄想が止まらない。
それはさておき、送られてきたスタンプをタップすると、スタンプショップが開き、そのスタンプを購入することができます。
そして、スタンプの多くはトーク画面からの購入であると言われています。
最近はアプリの改善で新着やカテゴリーからの購入も増えていますが、それでもやはり、依然としてトーク画面からの購入、つまり「使用する→受信した相手が買う→使用する・・・」の連鎖が大部分だと思います。
この辺、具体的なソースとかはないので推測ですが。
では、いったいどのくらいの確率で購入されるのでしょうか?
今回は、中村が販売しているスタンプの送受信数と購入数から、その確率を大雑把に見ていきたいと思います。
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はじめに
- トーク画面以外からの購入の割合がわからないので、「だろう」とか「かもしれない」が多いです。
- したがって、かなり大雑把な数字になります。あくまで参考程度と捉えてください。
- 今回は「何回の受信に対し、何人が購入したか」なので、販売数÷受信数で計算します。
- 調査対象は2015年7月分のみです。
1. スタンプ別購入率(販売数÷受信数)
- かわいいねこ・・・・・・0.17%
- 市松人形ちゃん・・・・・・0.11%
- ふきだしにゃんこさん・・・・・・0.78%
- ふきだしにゃんこさん2・・・・・・1.09%
- 意識高い系になれるスタンプ・・・・・・0.48%
- 謝罪専用・・・・・・1.55%
- いいわけ専用・・・・・・2.13%
- 柴ドリル・・・・・・0.61%
- のざらし・・・・・・2.44%
結構バラバラですねー。
2. 分析
各スタンプはいくつかのグループに分けることができそうなので、グループごとに見ていきましょう。
グループ1:販売開始から半年以上でまあまあ販売実績がある
- かわいいねこ・・・・・・0.17%
- 市松人形ちゃん・・・・・・0.11%
惰性で売れている、おそらく今回のテーマに最も近いグループだと思います。
平均すると、受信回数1,000回に対して、約1.4人が購入。
1ユーザーあたり3スタンプを受信したと仮定すると、0.4%くらい。
250人に1人くらいなので、意外と多いですね。
グループ2:まったく売れてない(涙)
- ふきだしにゃんこさん・・・・・・0.78%
- ふきだしにゃんこさん2・・・・・・1.09%
はい、非常に悲しいグループですね。販売開始から5ヶ月で、まだ各100個も売れていません。
でも、受信回数と比較すると、購入率は高いですよね。不思議です。
平均すると、受信回数1,000回に対して、約9.4人が購入。
ただ、そもそもの母数が小さすぎるので、あまり参考にならないですね。
グループ3:販売開始直後(7月に販売開始した)
- 柴ドリル・・・・・・0.61%
- のざらし・・・・・・2.44%
このうち、柴ドリルは7月半ばに、のざらしは月末に販売を開始しました。
また、のざらしは残念なことに、販売開始から3日ほどで寿命を迎えてしまいました・・・
ちょうど、LINEアプリのスタンプショップに新着やカテゴリーが追加された直後だったので、新着効果で売れたものと思われます。
アプリアップデート前に販売開始した柴ドリルと比較すると、その差が顕著ですよね。
対受信回数の購入率としてはデータとして不適当ですが、アプリの機能強化という点では、その効果がよくわかります。
グループ4:LINEアプリのアップデート(新着・カテゴリー)の影響が大きい
- 謝罪専用・・・・・・1.55%
- いいわけ専用・・・・・・2.13%
- のざらし・・・・・・2.44%
LINEアプリの新着やカテゴリー実装の影響が大きいグループです。
謝罪専用といいわけ専用はアップデート直後に売上が大幅に伸びたので、間違いありません。
また、のざらしについても、グループ3で述べたように、新着の実装による影響が大きいと言えます。
グループ5:主力系
- 意識高い系になれるスタンプ・・・・・・0.48%
- 柴ドリル・・・・・・0.61%
使用率の高い、中村作スタンプの中で主力にあたるものです。
1日あたりの受信数が15,000~30,000くらい。(2015年7月)
このくらいになると、ランキングやカテゴリーでもある程度上位に表示されているので、そこから購入される確率も高いと思われます。
アップデートの影響が少ないと思われるグループ1の平均が0.14%
アップデートの影響が大きいと思われるグループ4の平均が2.04%
対して、グループ5の平均は0.55%
トーク画面以外からの購入が増えると、グループ4のように数字が大きくなるはずなので、やはりランキングやカテゴリーからよりも、トーク画面からの購入が多いんでしょうね。
3. 結果
全体を通してみると、平均は0.93%です。
すべてトーク画面から購入されたと仮定すると、100回受信のうち、約1人が購入したことになります。
トーク画面以外からの購入分を考慮すると、実際には、受信1,000回に対し、1~3セットくらいが購入される、というのが妥当な線ではないでしょうか。
1ユーザーが3スタンプ受信していると仮定すると、購入率は0.3%~0.9%くらいでしょうか。
100人~300人に1人くらいが買ってくれる感じです。
つまり、スタンプが売れていない人は、とりあえず300人くらいに送りつければ、1人くらいは買ってくれるかもしれませんね!
まとめ
いかがでしょうか。
なんか当初の予定よりもだいぶフワッとした記事になってしまいました。
購入経路の簡単な割合でも公表してくれれば、もっと具体的なことを言えるんですけど。
大丈夫だとは思いますが、スタンプによって購入率は変動します。
当たり前ですが、スタンプが魅力的であればあるほど、購入率は高くなります。
100人に1人、50人に1人が買ってくれるようなスタンプを目指したいですね!
以上、中村でした!
2015年9月3日
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