北海道の無人駅を紹介するシリーズ。
道南編・第3回は駒ケ岳駅・赤井川駅・大沼駅です。
大沼駅は有人駅ですが、人の少ない時間に立ち寄ったのでついでに紹介します。
駒ケ岳駅
1903年（明治36年）宿野辺駅として開業。
1904年（明治37年）駒ケ岳駅に改称。
1972年（昭和47年）無人化。
1988年（昭和63年）駅舎改築。
このかわいい駅舎は1988年に建てられたとのこと。
奥に見える跨線橋はもう少し古く、1978年に設置。
駅内部。
お馴染みのカラフルベンチではないためか、全体的に彩度が低いです。
ホーム。
舗装されているのは一部だけ。
森駅方面。
跨線橋内部。
1978年設置とのことですが、そこまで古く見えないので改修しているのかもしれません。
跨線橋の上から。
反対側のホーム。
このように互い違いになっているホームを千鳥式と呼ぶそうです。
向かいのホームから。
駅からは駒ケ岳駅が見えます。
登山の際はここではなく赤井川駅が最寄りとのことです。
赤井川駅
1904年（明治37年）開業。
1972年（昭和47年）無人化。
1987年（昭和62年）駅舎改築。
訪問時は時期じゃないのでわかりませんでしたが、すぐ近くに水芭蕉の群生地があるそうです。
駅内部。
1日の利用人数は「10名以下」とのことですが、その割にベンチが多いです。
ホーム。
跨線橋はなく、ホーム間は構内踏切でつながっています。
ホーム側から見た駅舎。
1987年改築とのことですが、昭和後期の建築には見えないので、有人駅時代の駅舎を改装して使用していると思われます。
駒ケ岳駅方面。
駅名標も年季が入っています。
ヘビ注意の色褪せた看板。
この次は大沼公園駅、大沼駅と有人駅が続きます。
大沼駅は訪問時とても空いていたので撮影させていただきました。
大沼駅
1903年（明治36年） 開業。
1920年（大正9年）に駅名が「軍川駅（いくさがわえき）」に改称。（大沼公園駅が大沼駅になる）
1964年（昭和39年）、名前が大沼駅に戻る。
1982年（昭和57年）駅舎改築。現在に至る。
駅舎内。
ちょっと珍しいタイプのベンチが並んでいます。
中央にあるレトロなストーブがとても良いですね。
ホーム。
有人駅なので結構広いです。
奥に見える跨線橋はあまり見ないデザイン。
大沼公園駅方面。
駒ケ岳が見えます。
1982年改築とのことですが、こちらも赤井川駅と同様にそれ以前の駅舎を改装していると思われます。
耐震化のためか、柱が補強されています。
跨線橋の階段。
アーチ状の天井が特徴的です。
通路は狭いです。
古さから見て、跨線橋は1982年の改築時に建て替えられているのではないかと思います。
2番線と3番線。
ホーム側から見た駅舎。
ホームの部分が新しいコンクリートと古い石垣の二層になっています。
形状からすると、昔はホームが一段低かったのかもしれませんね。
次回は仁山駅と大中山駅です。
戦前に建てられた仁山駅がとても素敵でした。