北海道の無人駅を紹介するシリーズ、道南編の第7回。
道南編最終回となる今回は砂原支線の掛澗駅・尾白内駅・東森駅を紹介します。
3駅ともとても小さな駅ですが、それぞれ個性がありました。
北海道の無人駅を紹介するシリーズ。道南編・第6回は砂原支線の鹿部駅・渡島沼尻駅・渡島砂原駅を紹介します。3駅とも開業当時の駅舎が残るレトロで素敵な駅でした。
掛澗駅
1927年(昭和2年)渡島海岸鉄道の駅として開業。
1945年(昭和20年)渡島海岸鉄道国有化に伴い現在の位置に移転。
1971年(昭和46年)無人化。
1987年(昭和62年)駅舎改築。
駅舎内。
簡素な作りです。
改築以前は鹿部駅と同形だったそうです。
ホームに上る階段と跨線橋。
跨線橋の出入り口がホームと段違いになっているところが良いですね。
階段。
ホーム上から。
跨線橋内部。
池田園駅と同じタイプです。
ホームから。
尾白内駅
1927年(昭和2年)渡島海岸鉄道の駅として開業。
1945年(昭和20年)渡島海岸鉄道国有化に伴い現在の位置に移転。
1971年(昭和46年)簡易委託駅に、1976年(昭和51年)完全無人化。
1988年(昭和63年)駅舎改築。
駅舎は貨車を改造したタイプ。
ここも以前は鹿部駅と同形だったそうです。
駅舎内。とてもシンプル。
外観も内部もとてもきれいです。
ホーム。
現在は1面1線ですが、かつては2面2線で向かい側にもホームがあったらしいです。
東森駅
1927年(昭和2年)渡島海岸鉄道の駅として開業。
1928年(昭和3年)一度廃止となるも1934年(昭和9年)に現在の場所に移転の上再開。
1971年(昭和46年)無人化。
1979年(昭和54年)駅舎改築。
三角形の駅舎。
平成初期の建物かと思ったのですが、1979年築。意外と古いです。
個人的な印象ですが、北海道の無人駅は1990年前後に改築されたものが多いような気がします。
70年代は意外と珍しいような。
内部は何もありません。
独特の形のため、少し圧迫感があります。
線路を挟んだ向かい側にあるホーム。
ホーム側にも出入り口。
駅から見た駒ケ岳。
砂原支線は駒ケ岳を3分の2周するように敷かれているので、晴れていればさまざまな角度から駒ケ岳を楽しむことができます。
おわりに
今回で函館本線道南編は終わりです。
訪問から記事公開までの間に廃止になってしまった駅も複数あったのですが、とりあえず紹介できて良かったです。
また、今回で函館本線の函館-小樽間の無人駅はすべて訪問できたので、紹介していない駅についてはいずれ紹介したいと思います。