北海道の無人駅・秘境駅を紹介するシリーズ。
今回は2016年12月で廃止される、留萌線の増毛~留萌の無人駅その2。
信砂駅~瀬越駅の紹介です。
▼その1・箸別駅~舎熊駅はこちら
写真:北海道の無人駅「留萌線・増毛~留萌 その1 箸別駅~舎熊駅」
1. 信砂駅
プレハブ小屋みたいな駅が特徴の信砂駅
Wikipediaによると、ノブシャの名の由来は、“アイヌ語の「ヌプサペッ」(野を流れる川)、また「ヌプ・サ」(原野・浜)の転訛した「ヌプシャ」など、由来には諸説ある”とのこと。
ホーム。板張りだけど、結構しっかりしてる。
他の駅と比べると、中は結構広い。
無人駅によくある、ノスタルジックな掃除道具。
駅周辺の田舎感が素敵です。
ギャーギャー騒いでた鳥。なんの鳥だろう?
2. 阿分駅
阿分小学校の裏にある阿分駅。
アフンの名は、アイヌ語の「アフン」(入り込んでいる)に由来。
こちらもプレハブ小屋。
小屋と緑と踏切がいい感じです。
内部に草が生えています。
海も近い。
小学校とスズメ。
阿分小学校は2015年3月に閉校となりました。
しかし、地域の方が管理されているのか、廃校とは思えないほど手入れが行き届いていました。
徐行。
阿分駅の近くにいた猫さん。
踏切と小学校。
3. 礼受駅
錆び錆びな車掌車改造型駅舎の礼受駅。
増毛-留萌間では珍しく、かつては有人駅でした。
有人駅時代には木造駅舎が建っていたそうです。
レウケの名は、アイヌ語の「レウケ・プ」(曲がっている所)に由来。
雪が残る山並み。訪問は5月末でした。
留萌線で最も海が近い(たぶん)ので、かなり錆びてます。
駅舎内からも海が見えます。
4. 瀬越駅
海水浴場近くにある瀬越駅。
黄金岬からも近く、夕方には海に沈む夕日を見ることができます。
セゴシの名はアイヌ語ではないように見えますが、どうやらこれもアイヌ語由来のよう。
ただし、詳細は不明で、Wikipediaによると、「腕のように曲がった所」という意味であるという説が有力。
待合室の中には、ノスタルジックな椅子がひとつと、錆びたチリトリ。
風車の丘と残雪の山。
この急坂の下に、瀬越駅があります。
女子中学生の集団が自転車で颯爽と坂を下っていましたが、勢い余って踏み切りのポールに激突してました。
怪我はなかったようですが、危ないのでブレーキはちゃんとかけましょう。
おわりに
廃線が決定してから注目を集めたみたいで、駅めぐりをしている人たちがたくさんいました。
実際にこの路線が使われているのを見ることができるのは12月までなので、ぜひ訪れてみてください。
おまけ
阿分駅で子猫釣りを楽しみました。
それにしてもよく釣れる子ニャンコである。 pic.twitter.com/kQmeshlNJZ
— 小樽総合デザイン事務局 (@otarunet1) 2016年5月29日