札幌雪まつりと並び北海道の冬のイベントとしてすっかり定着した「小樽雪あかりの路」
雪まつりとはまた違った雪とロウソクの幻想的な風景が人気を集めています。
近年はアジアを中心に外国人の人気も高まり、開催期間中は50万人前後もの観光客が会場を訪れます。
今回は、雪あかりの路の見どころを、ちょっとしたポイントを交えてご紹介します。
◇会場を訪れる際の注意点
- 寒いです。防寒対策を万全にしてください。服装なんて気にしないよ!って方はスキーウェアがおすすめ。
- 寒がりな人はカイロ必須。メーン会場付近にはドラッグストアもあるので、現地でも買えるかもしれません。
- メーン会場付近には有料駐車場がありますが、満車の可能性が高いです。来場は公共交通機関がおすすめ。
- 写真を撮る人は三脚を忘れずに。ただし、人が多いので邪魔にならないように注意しましょう。
1. 運河会場
メーン会場のひとつ、観光地としても全国的に有名な小樽運河。
散策路に並ぶキャンドル、そして水面に輝く浮き球が大正ロマンあふれる倉庫群を幻想的に照らします。
運河会場の端にある運河プラザでは、暖かい飲み物等を販売している他、オリジナルお土産の製作体験もおこなっているようです。
観光地で有名な浅草橋には、恒例のハートのオブジェが設置されています。
カップルや家族連れの方は、運河をバックに記念撮影をしてみてはいかがでしょうか。
2. 手宮線会場
明治13年に北海道初の鉄道として開通し、昭和60年に廃線となった旧手宮線。
現在は散策路として整備され、1年を通じてさまざまなイベントが催されています。
小樽雪あかりの路では、旧手宮線跡のうち、中央通りから寿司屋通りまでの約500mが、運河会場と並ぶもうひとつのメーン会場となっています。
手宮線会場の見どころは、さまざまな形のオブジェ。
花をかたどったもの、フクロウの形、氷のオブジェ、ワックスボウルなど、多種多様なオブジェが手宮線を彩ります。
雪とロウソクの灯りの幻想的な風景を見ながらひと休み、なんて贅沢な時間はいかがでしょうか。
3. 朝里川温泉会場
小樽の奥座敷、朝里川温泉。
メーン会場とはだいぶ離れたこの場所が、雪あかりの路の準メーン会場。
こちらの会場の見どころは、自然の中の雪あかり。
スキー場もある朝里川温泉周辺は、とにかく自然がたくさん。
木々に囲まれたロウソクの道を歩いていると、カナダや北欧に来たかのような気分になります。
ちなみに、朝里川温泉会場には広い駐車場がありますので、車でも大丈夫です。
メーン会場に比べて人が少ないので、タイミングが合えば、静かな小路で雪あかりと星空を独り占め、なんてことも。非日常体験を味わいたい人は朝里川温泉会場へ!
4. 雪あかりの写真を撮ろう!
雪あかりの路の楽しみ方のひとつに写真があります。
今は誰でも気軽に写真を撮れる時代なので、会場でもたくさんの人が雪あかりの風景を写真に収めています。
撮った写真はSNSに・・・なんていう方も多いのではないでしょうか。
今はアプリも充実しているので、誰でも簡単にオシャレ写真を投稿することができますよね。
でも、アプリのフィルターって、もはや当たり前すぎて少し飽きていませんか?
そこでお勧めするのが【Lightroom】を使ったレタッチです。
Lightroomはプロも使う高性能ソフト(ちょっとお高い)ですが、スマホ版ならなんと無料で使用できます。
使用できる機能は通常のLightroomと比べてかなり少ないですが、写真加工に必要な基本的な機能は大体そろっています。使い方も簡単。
ここでは雪あかりの路にオススメのレタッチ方法を紹介します。
加工に使うのはこちらの写真。
北海道はオレンジの街灯が多いので、普通に撮影するとかなり赤くなります。
まあ、これはこれでいいかもしれませんが・・・
Lightroomを起動し、写真を読み込みます。
まずはLightroom一番のおすすめ機能【明瞭度】と【かすみの除去】から。
【明瞭度】はディテールのくっきり具合、【かすみの除去】は色のくっきり具合を調整する機能。
この2つは無料アプリにはなかなかないのではないかと思われます。
もちろん雪あかり以外の写真でも効果ありなので、ぜひ試してみてください。
続いて【カラー】を調整していきます。
【色温度】で青に寄せるか黄色に寄せるかを調整。どちらでも好きな方でいいです。
【色かぶり補正】で赤みを除去。
【自然な彩度】と【彩度】で鮮やかさを調整。
次に、個別のカラー設定で赤とオレンジの色相を調整。
赤みをさらに除去します。
最後に明るさを調整します。
これで完成です。
あまり深く考えずにやってみたのですが、だいぶ見栄えが良くなったのではないかと思います。
直感的に操作できるので、写真やレタッチの知識がなくても大丈夫です。しかも、こだわればこだわるほど作りこめます。
雪あかりの路を楽しんだあとに、暖かいカフェでゆっくりと写真編集をしてみるのもいいかもしれませんね。
他の人とは一線を画した写真を作ってみたい人は、ぜひLightroomによるレタッチを試してみてください。
▼雪あかりの路をもっと詳しく知りたい方はこちら
※当記事内の写真は2016年に撮影されたものです。