冬の北海道観光といえば札幌の雪まつりやニセコが有名ですが、冬の景色を楽しむという点では知床が最高です。
海を覆いつくす流氷や真っ白な知床連山、オジロワシやオオワシと他では味わうことの出来ない大自然を体験することができます。
今回は1日半の知床旅の様子をご紹介。
写真では表現できないほどの絶景だったのですが、少しでも伝われば幸いです。
冬の知床へのアクセス
冬の知床へ向かうには飛行機が最も楽です。
特に道外や北海道南部からだと他の選択肢はあまり現実的ではありません。
飛行機の場合、女満別空港から知床の玄関口である斜里町へは次の交通手段があります。
・レンタカー
・斜里バス 知床エアポートライナー
・網走バス~斜里バス
・JR西女満別駅~網走駅~知床斜里駅
時間と手間を考えると、レンタカーか知床エアポートライナーがオススメです。
網走バスとJRはちょっと面倒くさいです。
道央圏からの場合、JRがオススメ。
本来なら車移動の方が自由でコストも低いのですが、やはり冬の長距離運転はリスクが大きいです。
その点、JRなら寝ていてば勝手に着くのので安心安全。
私は宿泊地が網走だったので、小樽からJRで網走まで行き、レンタカーで知床へ向かいました。
斜里で宿を取れるようなら、知床斜里駅までJRで行ってしまうと良いと思います。
札幌から特急ライラックで旭川へ行き、そこから網走までは特急大雪に乗ります。
冬の列車は旅してる感がすごい。
列車内では音楽を聴いたりタブレットで映画を見たりと自宅のようにくつろいでいました笑
網走駅到着。小樽から約6時間半。
翌日、レンタカーで知床へ。
冬の知床へ!
網走から車で斜里町へ向かいます。
上の写真は小清水町のフレトイ展望台。
斜里町方面に流氷が接岸している様子が見えます。
知床連山もくっきり。
すでにすごい存在感です。
斜里町の道の駅にあった氷漬けの魚。
氷の透明度が高い。
ここから知床観光が本格的にスタートです。
隠れた流氷スポット・以久科原生花園へ
まずは斜里市街からほど近い以久科原生花園へ。
エゾスカシユリの群生地として有名なスポットですが、最近は隠れた流氷スポットとしても人気を集めています。
砂丘に上がるとさっそく流氷が目に飛び込んできます。
日本とは思えない景色。
海岸が巨大な氷塊で覆われています。
いくら雪が多くても、普通の海岸ではこんな景色は見られません。
こちらは小樽市蘭島の海岸。(1月撮影)
比較すると一目瞭然ですね。
そして海岸が静か。
波の音が一切しない。
海面も緩やかな川のように流氷に沿って潮が流れているのが見えるだけで、海を見ている感じがしない。
打ち上げられた流氷の底を覗いてみたら、不思議な形をしていました。
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流氷展望ひろばから氷原を望む
さて、以久科原生花園からウトロへ向かうと、道路から流氷に埋め尽くされた海がチラ見えします。
この辺りで一度車を停めて流氷を見たいなーと思いったところにちょうど良く現れるのが斜里町日の出地区の流氷展望ひろば。
知布泊というカフェがあり、流氷シーズン中は「流氷展望ひろば」として駐車場を利用できるようです。
展望ひろばという名の通り、高台に位置し、知布泊漁港とその向こうに広がる流氷原を一望することができます。
この日はちょうど風向きが良かったのか、あたりは一面流氷で覆いつくされていました。
日本とは思えない景色。(2回目)
朝から網走で砕氷船に乗ったり無人駅めぐりをしたりだったので、到着後すぐに日没を迎えてしまいました。
やけにでかい鳥が座ってると思ったら、オジロワシでした。
こちらは翌日の流氷展望ひろば。
わずか1日ですが、海の様子がだいぶ違いますね。
港の海上に人がいました。さすが知床。
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それでは冬の知床を満喫する旅、2日目へどうぞ。1日目以上に絶景です。