幌延ビジターセンター
サロベツ原野を一望できるスポット、1番のお勧めは「幌延ビジターセンター」。
センターの建物から道路を挟んだ向かい側に展望タワーが設置されており、広大なサロベツの大地を一望することができます。
高さは約25m。階段なので足腰が弱い方はちょっと大変です。
展望台からは広大なサロベツ湿原を一望することができます。
センターの向こうに薄っすら見える山は利尻島の利尻山。
道北を代表する景色のひとつで、その形から利尻富士とも呼ばれています。
白い恋人のパッケージに描かれていることでも有名ですね。
センターの反対側にも広大な景色。
ここまで360度何もない景色が見られる場所もなかなか珍しいです。
拡大しないとわからないですが、写真の左側にかすかに見えているのは「オトンルイ風力発電所」。
こちらもオロロンライン道北エリアを代表する景色のひとつ。
28基の風力発電の風車が一列に並ぶ姿は圧巻です。
宗谷丘陵にある「宗谷岬ウインドファーム」の風車群とはまた違った迫力があります。
湿原内には木道が整備され、3つの沼を巡ることができます。
また、センターの建物内ではサロベツ原野に関するさまざまなことを学ぶことができます。
遊歩道にはこのような棒が設置されており、湿原の深さを測ることもできます。
(数字が反対ですみません笑)
野鳥をはじめ、さまざまな動植物も生息しています。
上の写真は「アカエリカイツブリ」でしょうか。群れでたくさん飛んでいました。
MAP
宮ノ台展望台
宗谷本線の徳満駅から約1kmの高台にある宮ノ台展望台。
360度とはいきませんが、目の前に広がるサロベツ原野はやはり絶景。
正面の少し右には、やはり利尻山が見えています。
ちょうど雲が出ているときだったのではっきりとは見えませんでしたが、雲が山に引っかかっている様子がよくわかります。
道北に来るとよく見かける牧草ロール。
なんとなくアートっぽさを感じます。
展望室完備なので、風の強い日も安心。
訪問した日もなかなかの強風でした。
MAP
名山台展望公園
幌延ビジターセンターと宮ノ台展望台の間にある名山台展望公園。
高さはそれほどでもないのですが、サロベツ原野自体に遮るものがほとんどないので、眺めはとても良いです。
ちなみに入口にあるレストランは営業していなかったので、ついでにお昼ごはんもという方は注意。(2019年9月)
利尻山もバッチリ。
オトンルイ風力発電所もよく見えます。
MAP
その他
サロベツ湿原センター
サロベツ湿原のことを知りたいならここがオススメ。
高いところから眺めることはできませんが、センターでは湿原に関するあれこれを詳しく知ることができます。
湿原の動植物に関する展示のほか、浚渫船をはじめ、泥炭を産業として採掘していた時代のさまざまな機械も展示されています。
乾燥した泥炭に実際に触ることもできます。
レストランや売店もあるので、休憩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
MAP
サロベツ原野駐車場公園
サロベツ原野を見渡せるというわけではないのですが、景色はすごいです。
海の向こうにそびえる利尻富士はもちろん…
間近に見るオトンルイ風力発電所も大迫力。
駐車場から少し先に行くと、もう本当に何もない。
原野の中をひたすら道が続いています。
MAP
おわりに
サロベツ原野をはじめ広大な自然が数多く残る道北エリア。
北海道観光の中ではまだまだマイナーですが、ポテンシャルは十分。
これからもっと盛り上がっていくのではないでしょうか。
ちなみに夏季の道北は宿の確保が困難な場合があります。
旅行の予定は早めに立てておくと良いと思います。
札幌から約330km、東京から約1,400km、最南端の波照間島からは直線距離で約2,900km。北海道でありながら、札幌-東京間よりも遠い最北の地・宗谷岬とその周辺のスポットをご紹介いたします。
宗谷岬周辺のスポットを紹介するシリーズ2回目は、周氷河地形と呼ばれる独特の地形が広がる宗谷丘陵を紹介します。おそらく全国的にはまだそれほど名が知られていないスポットですが、誇張抜きに絶景オブ絶景なのでぜひ訪れてみてほしいです。