ランキングから分析するシェアされやすい記事とSEOの話 | 小樽総合デザイン事務局

PV（アクセス）を稼ぐ手段はたくさんあります。
かなり大雑把に分けてしまえば、主流は検索エンジン対策（SEO）とSNSによる拡散（シェア）のふたつ。
今回は当サイトの記事の中でどのようなコンテンツがシェアされているのか、そして検索エンジンからの流入と比較してどのような傾向があるのかを分析していきます。

はじめに

集計について

シェア数の集計は、Wordpressのプラグイン「SNS Count Cashe」を使用。
「SNS Count Cashe」は定期的にシェア数を取得し保存してくれる便利なプラグイン。
ページ読み込み時にシェア数を取得しに行かなくて良いので、表示が非常に高速になります。
最近までFacebookのシェア数が取得できない問題がありましたが、改善されたようです。
なお、集計結果は2017年3月6日現在のものです。

各種SNSボタンについて

当サイトで設置しているSNSボタンは5種類。
左から

Facebook
Twitter
はてなブックマーク
Google+
Pocket

です。
Facebookは、記事そのものに対する「いいね！」、記事のシェア、シェアに対する「いいね！」の合計値です。
Twitterは、記事のアドレスを含むツイート、それに対するリツイートの合計値。ツイートに対する「いいね」は集計されません。
他は、各サービスで記事が登録されるとカウントされます。

当サイトでは、新着記事が掲載された際に、TwitterとFacebookで1度だけセルフシェアしています。
シェア数には、セルフシェアおよびセルフシェアに対する「いいね！（FB）」やリツイートも含まれています。
ただし、新着記事の紹介以外でセルフシェアすることはほとんどありません。

シェア数ランキング

FacebookとTwitterはシェア数が多いので1位～10位まで、他はシェア数が少ないので5位までの集計です。
Google+はシェア数が少なすぎるので、今回は省略します。

シェアされやすい記事の特徴

こうやって見ると、各SNSごとにシェアされやすい記事の傾向のようなものが見えてきます。

Facebook

Facebookは、ほとんどがPhotoshopとIllustratorのチュートリアル記事です。
これは、たまにAdobe公式アカウントで紹介されるためですね。
Facebookは匿名性が低いので、Twitterに比べて意識の高そうな記事がシェアされる傾向にあるように思います。

Twitter

こちらもAdobe公式アカウントによる紹介でシェアされることがあるのですが、影響はFacebookほど強くないです。
ランキングを見ると、漫画・アニメ系の記事のシェアが多いです。これはTwitterだけに見られる特徴ですね。
Facebookと違い顔や名前が出ないので、オタク活動がしやすいためかと思われます。

はてなブックマーク

はてなブックマークではRSSに関するプラグインの紹介記事がランクインしています。
この記事はTwitter：3、Facebook：0シェアなので、非常に特徴的と言えます。
はてなは技術系の記事が割とシェアされやすい気がしますね。本来の機能であるブックマークとしての利用がやはり多いのかもしれません。
シェアランキングにことごとくランクインしているゴールデンカムイの記事は、はてなから拡散しました。

Pocket

はてなと似ていますね。
こちらも同様にブックマークするためのサービスなので。
ただ、はてなと違い、SNS的な機能はないので、ブクマされても拡散はしません。

シェアされるためには？

当サイトでは基本的にバズは狙っていません。
ただ、たまにこれは行けそうと思いついて、狙ってみることがあります。
たとえば･･･

簡単！写真をアニメ背景風に加工するチュートリアル桜編：Photoshop
こちらは、Twitterで写真をアニメ風に加工したツイートが話題になったときに、すぐに記事を作成しました。
結果、あちこちで拡散され、それなりのPVを獲得することができました。

漫画・アニメ系もある程度は狙って書いています。
放送開始時や話題になった直後などですね。
漫画・アニメの場合、ニュースなどと違ってスパンが長いので、その分拡散される可能性も上がります。

また、狙っているわけではないですが、PhotoshopやIllustratorのチュートリアル記事は、たまにAdobe公式アカウントが紹介してくれるので、拡散されやすいです。
それ以外にも、ポツポツとシェアされて、地味に拡散されます。

まとめると･･･
漫画・アニメ系はシェアされやすい。
技術系の記事は、派手なバズはあまり期待できないが、地味にシェアされる。
Adobeのようにフォロワーが多く、特定のジャンルの記事を紹介しているアカウントがある場合、そこを狙ってみるのも良い。

続いて、シェアとSEOについて見ていきます。

PVランキングとシェアの関係

まずはPVランキングを見ていきます。
集計期間は2016年12月～2017年2月の3か月分。
この3か月間はこれといったバズが起きていないので、検索エンジンからの流入がほとんど。
また、シェアランキングに入っているものは太字で表示しています。

10位　【商用OK】漫画風フリー素材擬音編【無料】
9位　シン・ゴジラ風のロゴを作成できるPSDファイル：Photoshop
8位　初心者でもできる！写真をイラスト風に加工するチュートリアルまとめました：Photoshop
7位　【商用OK】漫画風フリー素材ふきだし編40個【無料】
6位　Illustrator：5分でできる！文字をポップなチョーク風に加工する方法
5位　5分でできる！HDR処理で写真をイラスト風に加工する方法：Photoshop
4位　【商用OK】漫画風フリー素材「集中線」編 28個【無料】
3位　簡単！写真をアニメ背景風に加工するチュートリアル桜編：Photoshop
2位　さらば腰痛！デスクワーカー必見の姿勢補助＆改善グッズ10選
1位　Windows10でフリーズが頻発する場合に確認するポイントや対処法

これを見てわかる通り、SNSにより拡散される記事と検索エンジンから入ってくる記事はほとんど一致しません。
一時的なバズよりも、話題にならなくても検索されやすい記事を作る方が、長期的に見ればPVが集まります。
しかし、バスがSEO的にまったく無意味であるというわけでもないと思います。
一時的にでもアクセスが集まれば、検索順位は上がります。

PVランキングの