北海道産業遺産シリーズ。
こんにちは、中村です。
先日、三笠市にある「北炭幌内炭鉱変電所」が公開されていたので、見学に行きました。
幌内炭鉱の開鉱は1879年(明治12年)。
1882年(明治15年)には、官営幌内鉄道「手宮~幌内」が開通しました。
北海道最初の鉄道開通は1880年(明治13年)の「手宮~札幌」です。
しかし、そもそも幌内まで通すのが目的だったため、「手宮~札幌~幌内」が北海道初の鉄道であると言えます。
あまり教科書には出てきませんが(記憶では)、幌内炭鉱は北海道の発展を語る上では欠かせない存在なんですね。
1985年(昭和60年)、手宮線の全線廃止。
1987年(昭和62年)、JR幌内線廃止。
そして1989年(平成元年)、幌内炭鉱は閉山されました。
小樽には「石炭」を思わせるものはもうほとんど残っていません。
手宮の高架桟橋跡くらいでしょうか。
しかし、三笠にはまだその名残が随所に残されています。
「北炭幌内炭鉱変電所」もそのひとつ。
歴史が浅いせいか古いものが軽視されがちな北海道ですが、こういうものはなるべく残していって欲しいものです。
まあ、保存にはお金がかかりますけどね!
というわけで、以下写真ばかりですが、ご覧ください。
いかがでしょうか。
2015年は5月~10月の第三木曜の10:00~15:00に公開しています。
(8月のみ、14日・15日にも公開)
詳しくはこちらをご覧ください。
みかさ炭鉱の記憶再生塾(外部サイト)
次回は変電所の周辺をご紹介します。
以上、中村でした。
2015年6月22日