冬の北海道観光といえば、札幌雪祭りや小樽雪あかりの路、あるいはニセコのスキーなどが有名ですが、大自然を体験するなら絶対に外せないのが流氷。
特に知床まで行くと日本とは思えないような絶景オブ絶景を見ることができます。
今回はそんな絶景流氷観光にお勧めのスポットを8つご紹介します。
写真ではその美しさの100分の1も伝えられないのがもどかしいですが、参考になれば幸いです。
※流氷はタイミングによって多かったり少なかったり、ときにはシーズンなのにまったく出会えないこともありますのでご注意ください。
※流氷は意外と脆いです。流氷の上を歩いて沖まで行くと割れて海中に転落する危険があります。歩きたい人はガイドツアーを利用しましょう。
1.流氷といえばまずはこれ!流氷砕氷船
流氷観光の定番中の定番、流氷砕氷船。
現在、日本で運用されている砕氷船は6隻。
南極観測船「しらせ」、海上保安庁の「そうや」「てしお」、そして紋別の「ガリンコ号」と網走の「おーろら」「おーろら2」です。
ガリンコ号はドリルで流氷を砕くタイプ、オーロラ号は船体の質量で氷を砕くタイプです。
どちらの船も巨大な氷を砕く様子を間近で体感できるので迫力満点。
運が良いと流氷の上にオオワシやアザラシを見ることができるとか。
真冬のオホーツク海の海上は死ぬほど寒いので防寒対策を忘れずに。
▼流氷観光船おーろらについてはこちらをご覧ください。
また、流氷シーズンはとにかく混雑が激しいので、事前に予約しておくと良いです。
公式サイトからも予約可能ですが、じゃらんで予約すると楽&お得です。
2.接岸していなくても楽しめる!能取岬
網走駅から車で15分~20分。
断崖絶壁の上にある展望台からはオホーツクの海が一望できます。
流氷が接岸していなくても沖にある流氷帯を確認できたり、崖の下に取り残された流氷を見ることができたりと、高確率で流氷体験ができるスポットです。
また、岬の上からは見えませんが、崖下の海岸沿いには多数の氷瀑があり、それらを巡るガイドツアーもとても人気があります。
※個人でも到達可能なようですが、初めての方や冬の山歩きに慣れていない方はガイドツアーを利用した方が良いです!予約はじゃらんからできます!
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3.旅情あふれる海の駅!北浜駅
オホーツク海に一番近い駅として人気の北浜駅。
ホームのすぐ目の前にオホーツク海が広がります。
訪問時には流氷が沖にしかなかったので写真は撮れませんでしたが、流氷が接岸したら絶景間違いなしです。
駅自体も素敵なので、流氷がなくても楽しむことができます。
観光列車「流氷物語号」の停車駅にもなっているので、車がなくても大丈夫です。
※停車時間は流氷物語号の公式サイトでご確認ください。
北浜駅についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
網走市にある釧網線の北浜駅。この駅はオホーツク海に一番近い駅として人気があります。2月ころには流氷が接岸することから、日本一流氷に近い駅としても知られています。今回は流氷には出会えませんでしたが、旅情たっぷりの冬の北浜駅をご覧ください。
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4.知床連山まで一望!フレトイ展望台
道の駅はなやか小清水の隣にあるフレトイ展望台。
流氷はもちろん、その向こうにそびえる知床連山も一望できます。
こちらも流氷物語号の停車駅になっています。
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5.流氷観光はここからが熱い!以久科原生花園
エゾスカシユリの群落として知られる以久科原生花園。
冬は知る人ぞ知る流氷の絶景スポットに変わります。
最近は観光バスも来るようで、メジャースポットになりつつあるようです。
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6.眼前に広がる大パノラマ!流氷展望ひろば
ウトロへ向けて国道334号線を走っていると、海を埋め尽くす流氷がチラチラと視界に入るようになります。
車を停めてゆっくり見たいけど、車を停める場所がない!
そう思っているところに現れるのがここ「流氷展望ひろば」。
レストハウス知布泊の横に駐車スペースがあり、目の前に広がる大流氷原を見ることができます。
さらに、海岸まで降りることもできるので、流氷に直接触れることも!
レストハウス内からも見られるようなので、ここで流氷を見ながらひと休みするのも良いですね。
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以久科原生花園/流氷展望ひろばについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
海を覆いつくす流氷や真っ白な知床連山、オジロワシやオオワシと他では味わうことの出来ない大自然を体験することができる冬の知床。今回は1日半の知床旅の様子をご紹介。(1日目)
7.もう言葉にならない!遠音別橋の海岸
まさに知る人ぞ知る絶景スポット!
もしかしたら最も流氷を満喫できる場所かもしれません。
斜里からウトロへ向かう国道334号線、オシンコシンの滝手前3.2kmのところにある「遠音別橋」。
橋の脇に駐車できるスペースがあり、そこから海岸に降りることができます。
この海岸がまさに圧巻!
海岸に押し寄せる巨大な流氷、そして遥か彼方まで広がる流氷原。
余計なものは何もなく、眼前にはひたすら氷の世界が広がります。
もちろん、タイミングによっては流氷原に出会えないこともありますが、確率としてはこのあたりが一番高いのではないでしょうか。
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8.流氷原の果てに沈む夕日!プユニ岬
流氷観光の終着点はここ!
ウトロの町から知床自然センターへ向かう途中にあるプユニ岬からは、ウトロの海を埋め尽くす流氷と、その先に沈む夕日を一望することができます。
狭いですが10台ほど停められる駐車帯もあります。
プユニ岬の麓ではドライスーツを着て流氷原を歩くガイドツアー「流氷ウォーク」も開催されています。
かなり人気のアクティビティのようで、夕日をバックにたくさんの人が流氷原を歩いていました。
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遠音別橋/プユニ岬についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
おわりに
主に網走からウトロにかけての流氷スポットを紹介いたしました。
流氷は多い年もあれば少ない年もあり、また1日で景色がガラッと変わってしまうことも珍しくありません。
ツイッター等で情報を発信して下さっている方々もいっらっしゃいますので、ぜひ検索してみてください。
紋別からはちょっと遠いですが、網走で「ちょっと少ないな」と感じたら、ぜひウトロまで足を延ばしてみてください。格の違いを見せつけられること間違いなしです。
万が一流氷が見られなくても、眼前に迫る真っ白な知床連山だけでも見ごたえ十分。圧巻です。
また、今回は紹介していませんが羅臼も流氷観光が盛んなので、そちらを検討してみるのも良いかもしれませんね。