2019年3月31日に廃止となる石勝線夕張支線。
石勝線の支線ですが、その歴史は古く、開業は1892年(明治25年)。
1981年(昭和56年)に千歳空港駅-上落合信号場-新得駅間が石勝線に改称され、支線になりました。
今回は夕張支線の夕張駅・鹿ノ谷駅・清水沢駅を紹介します。
夕張駅
現在の駅舎は3代目。
初代は石炭の歴史村付近、2代目は夕張市役所付近にあったそうです。
現在はホテルマウントレースイ前なので、少しずつ短くなっています。
この日(2018年11月3日)は最後の誕生日のイベントが開かれていて、たくさんの人で賑わっていました。
夕張は何度も訪れていますが、こんなに人がたくさん集まっているのは初めてでした。
鹿ノ谷駅
開業は1901年(明治34年)と夕張駅よりも少し遅め。
Wikipediaによると、鹿ノ谷地区は、北海道炭礦汽船の全盛期には高級住宅地だったそうです。
ここも何度か来たことがあるのですが、いつもは無人なのに、この日は10人以上集まっていて驚きました。
やはり廃止が決まり注目されているようですね。
駅舎内はとてもノスタルジックな雰囲気です。
ホームの様子です。
歩道橋が架かっていて、そこが人気の撮影スポットのようでした。
列車がやってきました。
この日は記念の臨時便が出ていて、列車にはたくさんの人が乗っていました。
近くの高台から。
すごく良いスポットなので、列車が通るときは愛好家がたくさんいそうです。
鹿ノ谷駅近くの鉄橋。
橋脚に歴史を感じます。
清水沢駅
1897年(明治30年)開業。
無人駅となったのは2015年10月1日と最近のこと。
実は2015年10月7日に訪れていたのですが、数日前まで有人駅だったとは全く知りませんでした。
駅舎内。上の写真2枚は別の日に撮影。
11月3日に訪れたときは列車の撮影待ちと思われる人たちが何人も来ていました。
清水沢駅の思い出展。
かつては1面2線の駅でしたが、現在は1線のみ。
駅舎とホームの間には跨線橋があったそうですが、1線になった今は存在しません。
上の写真のホームの左側に1番線が通っていました。
最近まで有人駅だったこともあって、駅舎も少し大きめです。
清水沢駅前。
駅舎内にあった案内図を見ると、かつての賑わいが見て取れます。
▼次回に続きます。