こんにちは。
今回はPhotoshopを使って、ひび割れた地面のテクスチャを作ります。
完成イメージはこちら。
1. 地面を作る
※地面となる素材がすでにある場合は、この工程は飛ばして構いません。
地面となるレイヤーを、地面ぽい色で塗ります。
サンプルは「#aaa28b」です。
レイヤーをダブルクリックし、レイヤースタイルを開きます。
パターンオーバーレイで、適当に地面ぽいテクスチャを適用。
2. ひび割れ模様を作る
2-1 塗りつぶし
まず新規レイヤーを作成。
それを「編集」→「塗りつぶし」→「50%グレー」で塗りつぶします。
2-2 ノイズを加える
「フィルター」→「ノイズ」→「ノイズを加える」でノイズを適当に加えます。
サンプルは「5%」「ガウス分布」「グレースケールノイズ」です。
2-3 ひび割れ模様の作成
「フィルター」→「ピクセレート」→「水晶」でひび割れ模様を作成します。
ひびの大きさに合わせて数値を変更してください。
サンプルは「120」です。
2-4 ひびの隙間を広げる
「フィルター」→「フィルターギャラリー」→「水彩画」を適用します。
ひびの隙間を広げるイメージで数値を設定してください。
2-5 ひびを歪める
「フィルター」→「変形」→「波形」で形を歪ませます。
直線的なひび割れを表現したい場合には、この工程は必要ありません。
2-6 ひび割れをさらに広げる
「フィルター」→「フィルターギャラリー」→「水彩画」をもう一度適用し、ひび割れをさらに拡大させます。
最初の「水彩画」適用の際にまとめてやってもいいですが、歪めてからもう一度適用する方がキレイにできました。
2-7 輪郭検出
「フィルター」→「表現手法」→「輪郭検出」でひび割れ模様を抽出します。
2-8 溝をくっきりさせる
「イメージ」→「色調補正」→「2階調化」でひび割れをくっきりさせます。
サンプルは「255」まで上げました。
2-8 白色部分の削除
「自動選択ツール」で白色部分を選択し、Deleteキーで削除します。
このとき、「隣接」のチェックを外した状態で白部分をクリックすると、レイヤー上の白い部分がまとめて選択されます。
3. 仕上げ
ひび割れ模様のレイヤーをダブルクリックし、レイヤースタイルを開きます。
「べベルとエンボス」「境界線」をそれぞれ設定します。
最後に、不透明度を調整して完成です。
サンプルは「80%」。
おわりに
いかがでしょうか。
工程は多いように見えますが、実際には大したことはしていないのですぐにできると思います。
今回はベースとして標準で入っていたパターンを使用しましたが、ちゃんとした写真素材を使うとよりリアルにできます。
サンプルの背景は写真ACさんからお借りしました。
ベースを変える際は、べベルとエンボスのハイライトの色や、ひび割れレイヤーの不透明度もあわせて変更すると上手くできます。
以上、中村でした。