Windowsが正常に起動しない、フリーズが頻発する、作業に支障が出るほど動きが重いなどの症状が出る場合、セーフモードによる起動で原因が特定できる場合があります。
セーフモードとは、必要最小限環境でパソコンを起動する診断モードです。
トラブルが解消されない場合には、一度セーフモードで起動してみると良いでしょう。
フリーズが頻発する場合には、こちらもチェックしてみてください。
1. 設定から起動する
スタートアップ画面でキーボードの【4】を押すと、セーフモードで起動します。
2. shutdownコマンドから起動する
【スタートボタン】を右クリックし【ファイル名を指定して実行】を開く
(キーボードの【Windowsキー】+【R】でもOK)
【オプションの選択】の画面が表示されるので、以降は上と同じ手順です。
3. msconfigから起動する
【スタートボタン】を右クリックし【ファイル名を指定して実行】を開く
【システム構成】が開きます。
【ブートタブ】を選択し【セーフブート】にチェックを入れ【OK】
再起動をクリックすると、セーフモードで起動します。
なお【システム構成】から【セーフブート】のチェックを外さないと、毎回セーフモードで起動してしまうので注意してください。
4. BIOSから起動する
OSが起動せず上記の方法が使えない場合、BIOSからセーフモードを起動することができます。
BIOSへのアクセス方法
- パソコンの電源を入れたらすぐにF2キーを連打する。
- F2キーを押した状態で電源を入れる。
基本的にはこのどちらかでBIOS画面へ行くことができます。
この方法でBIOS画面が立ち上がらない場合は、メーカーに問い合わせてください。
BIOSからセーフモードで起動するには
- 【BIOSセットアップユーティリティ】が表示されたら、キーボードの矢印キー【→】で【Exit】を選択
- キーボードの【↓キー】で【HDD Recovery】を選択し【Enterキー】を押す
- 【Execute HDD Recovery?】と表示されるので【Yes】を選択し【Enterキー】を押す
※この後【キーボードレイアウトの選択】が表示された場合は【Microsoft IME】を選択してください。 - 【オプションの選択】が表示されるので、このページの【1. 設定から起動する】を参考に進めてください。
5. 強制的にセーフモードで起動する
強制的に修復モードを起動する方法です。
力技なので、なるべくならやらない方がいいと思います。
にっちもさっちも行かないときだけ、自己責任で試してみてください。
- 電源を入れ、Windowsのロゴが表示されたら電源ボタンを長押しして強制終了する
- 再び電源を入れ、同様にWindowsロゴで強制終了する
- 【自動修復を準備しています】と表示されるので画面が切り替わるまで待つ
- 【自動修復】の画面になったら【詳細オプション】をクリック
- 【オプションの選択】が表示されるので、このページの【1. 設定から起動する】を参考に進めてください。
6. ブートオプションから起動する
Windows7以前は、PC起動時にF8キーを連打すると【ブートオプション】が表示され、そこからセーフモードで起動できました。
Windows8以降はブートオプションがデフォルトで無効化されています。
コマンドプロンプトから有効化できるので、ブートオプションから起動したい方はこちらを試してみてください。
【スタートボタン】→【Windowsシステムツール】→【コマンドプロンプト】を右クリック→【その他】から【管理者として実行】をクリック
【ブートオプションを有効化する場合】
bcdedit /set {default} bootmenupolicy legacy
【ブートオプションを無効化する場合(デフォルト)】
bcdedit /set {default} bootmenupolicy standard
【現在の設定を確認する場合(standard:無効、legacy:有効)】
bcdedit | findstr “bootmenupolicy”
有効化すると、F8キーからブートオプションが表示されるようになります。
従来の方式がやりやすい場合は、有効化しておくと良いでしょう。