大雪山系で最も気軽に登れる山、黒岳。
標高は1,984mですが、ロープウェイとリフトで7合目まで行けるため、登山初心者にもお勧めです。
山頂から20分ほどの距離にある石室までの道のりでは、様々な高山植物や大雪山の山々に囲まれた雄大な自然を楽しむことができます。
また、運が良いとシマリスやエゾナキウサギの姿を見ることも。
今回は7合目から山頂~石室までの景色をご紹介します。
黒岳ロープウェイ~7合目の様子はこちらの記事で紹介しています。↓
登山口~山頂までは階段状の登山道が続く
黒岳ロープウェイ山麓駅。
すでに標高670mです。
この日はすぐに乗れましたが、紅葉シーズンの休日に行くと30分~1時間待ちになるので要注意。
また、トイレは5合目が最後なので、こちらも注意してください。
※石室まで行けば一応あります。
↑2015年に行ったときは上り30分待ち、下り1時間待ちでした。
こちらが7合目登山口。
順調に進めば、ここから1時間~1時間半ほどで山頂に着きます。
登山口で早速シマリスに遭遇!
いきなりだったのでカメラが間に合いませんでした。
旭岳と違い、階段的な登山道が山頂付近まで続きます。
乾いていれば足を滑らす危険性も少なく、比較的歩きやすいと思います。
ただ、段差が続くので、普通の坂を上る以上に足の筋肉を使うかもしれません。
少し上ると大雪山系の北側の山々が見えます。
真ん中あたりに見えているのがロープウェイの5合目駅。
ロープウェイ5合目駅と層雲峡の崖。
ここで再びシマリスに遭遇。
今度はバッチリ撮れました。
それにしても詰め込みすぎでは?
ところどころ急な岩場があるので注意が必要。
少しだけ紅葉が始まっているようです。
向こう側に見えている平らな部分は銀泉台の方でしょうか?
紅葉していたらかなり綺麗だと思われます。
まねき岩が見えてきました。
まねき岩を追い越すともう山頂が近いです。
山頂から石室へ!どこまでも続く大絶景の道
山頂到着!
ゆっくり登って1時間15分くらいでした。
慣れてる人なら1時間程度で登れると思います。
遠くまで続く大雪の山々(南西方面)。
北側はすごい崖。
山頂によくある小さなお社。
さて、黒岳の楽しみはここから。
山頂から石室へ向かいます。
すごい大自然。もともと少ない語彙力がさらに低下してすごいとしか言えない。
向こうに見える壁はおそらく御鉢平あたり。
その向こうに旭岳があります。
15分くらい歩くと石室が見えてきます。
左下にいる集団はエゾナキウサギ撮影隊の皆さま。
エゾナキウサギが現れると、無言で一斉にシャッターを切り始めます。
ただ、皆さん巨大な望遠レンズをお持ちなので、肉眼での確認は難しいです。
このあたりは高山植物が群生していてとてもきれい。
チングルマです。(チングルマしか知らない)
石室付近。
石室に到着。
ここでは宿泊ができる他、トイレもあります。
トイレの利用には協力金として200円かかります。
また、紅葉の時期になるとトイレの処理能力が限界になることもあるので、100%使用できるとは思わない方が良いです。
トイレが心配な人は念のため携帯トイレを持って行ってください。
石室から御鉢平あたりまで、雲ノ平と呼ばれる高原が広がっています。
この道をずっと歩いていけば、御鉢平や間宮岳を経由して旭岳に行くことができます。
この日、御鉢平付近では北大のヒグマ観察チーム的な人たちがヒグマの観察をしていたらしいです。
こんな高山ですが、毎日遠くに現れるとか。人の気配がする登山道に近づくことは稀だと思いますが。
ずっと歩いていきたいところですが、下山の時間が迫っていたので引き返します。
ついに遭遇!あの激レア生物
ナキウサギ隊がいた斜面。
こうしてみると結構な急斜面です。
その斜面を登っていると、突然シャッター音のラッシュが聞こえ、顔を上げると…
数メートル先で動く小動物。
エゾナキウサギ!!!!
すごいラッキー。
慌てて撮ったのでちゃんと写ってるか心配でしたが、まあまあそれなりに写っていて良かったです。
この後、山頂に戻り下山。7合目リフト乗り場まで1時間程度でした。
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