網走市にある釧網線の北浜駅。
この駅はオホーツク海に一番近い駅として人気があります。
2月ころには流氷が接岸することから、日本一流氷に近い駅としても知られています。
今回は流氷には出会えませんでしたが、旅情たっぷりの冬の北浜駅をご覧ください。
旅情あふれる駅舎
木造のレトロな駅舎が特徴の北浜駅。
国道244号沿いの駅は、このような木造駅舎が多いです。
駅舎前の丸型ポストも良い感じですね。
駅舎内には訪れた人のメッセージや名刺がたくさん。
今までいろいろな駅を見てきましたが、こういう光景はやはり特別感があります。
床以外、びっしりと貼り付けられています。
天井とか手の届かないところはどうやって貼ったんでしょうね。
ホーム側の出入り口。
筆文字の駅名標と色褪せた椅子が最高です。
目の前はオホーツク海
さて、ホームに出ると目の前はオホーツク海。
この日は残念ながら流氷は遥か沖でしたが、接岸していたら感動間違いなしです。
流氷が見られなくても、晴れていれば知床連山を見ることができます。
遠くにそびえる真っ白な知床連山は絶景です。
駅舎の横には展望台もあります。
オホーツク海の鉄路というとこんなイメージなのですが、そのとおりの景色を見られるのは北浜駅だけ。
流氷はタイミング次第なので狙って訪問するのは難しいですが、一度は北浜駅から流氷を見てみたいところです。
喫茶「停車場」でひと休み
駅舎内には駅事務室を改装した喫茶店「停車場」があります。
国鉄時代に実際に使用していた座席や網棚があり、とても良い雰囲気です。
窓からはオホーツク海も見えるので、こちらも流氷が来ていれば感動間違いなしです。
ハンバーグプレート。
この日は朝イチで流氷砕氷船に乗って少し船酔い気味だったのですが、おいしくて普通にモリモリ食べてしまいました。
北浜駅以外にも、藻琴駅や止別駅にも喫茶店が入っているので、訪れた際にはぜひ入ってみてください。
濤沸湖で野鳥観察も
北浜駅のすぐ近くには野鳥で有名な濤沸湖があります。
野鳥を観察したり学んだりできる「濤沸湖水鳥・湿地センター」は北浜駅から徒歩約10分。
望遠鏡や双眼鏡も設置されているので、手ぶらで行っても楽しめます。
濤沸湖といえば白鳥。
この日も数多くの白鳥が優雅に浮かんでいました。
優雅ですね。
優雅。
運が良いとオオワシやオジロワシにも出会えます。
こちらはセンターから500mほど奥の林にいたオオワシです。
飛ぶ姿が格好いいですね。
だいぶピンぼけてしまいましたが、頭上を飛んでいく様は大迫力でした。
白鳥やワシ以外にもたくさんの野鳥がいるので、北浜駅に来たついでに寄ってみるのも良いと思います。
北浜駅
濤沸湖水鳥・湿地センター
釧網線の他の駅はこちら
釧網線の無人駅、鱒浦駅~止別駅の紹介です。この区間にはレトロな木造駅舎が3つもあり、他の路線とは少し違った旅情たっぷりの風景を見ることができます。また、日本で唯一流氷が見られる区間でもあるので、冬季は特におすすめです。