北海道の無人駅の風景を紹介するシリーズ。
今回は冬の札沼線その3。
前の2回とは別日、冬の終わりが近づいた3月の訪問です。
前回の訪問では吹雪で死にそうになりましたが、今回は始終晴天でした。
1. 石狩金沢駅
快晴です。
冬の北海道では滅多に見られません。
気温も高く、雪解けの気配を感じました。
車掌車改造型の駅舎。
雪に埋まっていると完全に放置された車両です。
キャンキャン、コココ
という音が聞こえて
辺りを探すと
キャンキャンは鳴き声、コココは木をつつく音です。
こちらの気配に気付いたのか、すぐにいなくなってしまいました。
ギャアギャアと騒ぐ声も聞こえたので、アカゲラ以外にも何かいたのかもしれません。
2. 本中小屋駅
出足が遅かったので、すでに日が傾き始めていました。
時刻は15時56分。
それでも真冬から見ると、大分日も長くなりました。
ロボットの顔っぽい。
それにしてもこのリベットと錆、たまりません。
駅舎内。向こうの出入り口は石狩金沢同様、雪に埋もれていました。
列車がやってきました。札沼線は本数が少ないので結構レアです。
おいおいどこまで連れて行く気だよと思っていたら
浦臼行きでした。
キツネでしょうか。
しかし、キツネの足跡は通常一直線上につきます。
なんでしょうね。
3. 中小屋駅
日没まではまだもう少し時間がありますが、日は間もなく山の陰に隠れます。
おわりに
雪が降っているのもいいですが、晴れているのもまたいいですね。
撮る側としては晴れている方が断然楽ですけど。
駅のすぐ脇に雪山があったりして、夏には見ることのできないアングルから撮影できたのも楽しかったです。
3月は1月2月と比べると穏やかな日も多く、雪景色の撮影にはオススメの時期です。
雪景色は撮りたいけど吹雪はちょっと、という人はこの季節に行くと良いかもしれません。