Photoshopで画像をイラスト化するためのチュートリアル集。
アニメ背景風やマンガ背景風、水彩風、鉛筆画風、チョークアート風など、さまざまな加工方法をまとめました。
初心者~脱初心者レベルのものばかりなので、ぜひ挑戦してみてください。
基本的な加工
5分でできる!HDR処理で写真をイラスト風に加工する方法
難易度:☆
HDR(ハイダイナミックレンジ合成)を使用した方法。
使う機能が1種類のみと、非常にシンプルですが効果は大きいです。
フィルターギャラリーで加工する場合でも、事前にHDR加工をしておくだけで仕上がりが全然違います。
初心者はまずはここから始めてみるといいでしょう。
暗部を明るく、彩度を高くといったイラスト化の基本的なテクニックも、直感的に理解できます。
簡単!写真から線画を抽出するための5つの方法
難易度:☆
写真から線画を抽出するシンプルな方法を5つ紹介しています。
簡単な方法ばかりですが、どれも一長一短なので、実用の際にはいくつか組み合わせると良い感じになります。
イラスト化では線画加工をよく使用するので、自分に合った線画抽出を覚えておくと良いです。
簡単!写真加工だけで夏っぽいイラストを作る方法
難易度:☆☆
PhotoshopのHDRとIllustratorの画像トレースを併用した方法。
画像トレースを使用することで細かいディテールが潰れ、塗ったような雰囲気に仕上がります。
また、空を合成することで、よりイラストっぽさを表現することができます。
さらに、出来上がったファイルはベクターデータなので、いろいろ使いまわしができます。
こちらの記事は攻殻機動隊SACの神山健治監督にシェアされました。
5分でできる!写真を清涼感のある爽やかなイラスト風に加工するチュートリアル
難易度:☆
Illustratorの画像トレースを使用した加工その2。
下準備にPhotoshopを使用していますが、他の写真編集ソフトでも代用できます。
その1よりもお手軽です。
Lightroom mobileで写真をイラスト風に加工するチュートリアル
難易度:☆
無料アプリ「Lightroom mobile」で写真をイラスト風に加工する方法です。
Photoshopの「Camera Rawフィルター」とほぼ一緒ですが、古いバージョンにはこの機能がないので、CCではない人はLightroomで加工すると良いと思います。もちろんデスクトップ版のLightroomでも可能です。
パソコンがなくてもスマホやタブレットだけで加工できます。
また、加工したものに「CLIP STUDIO」や「MediBang Paint」等のアプリでアレンジを加える方法も紹介しています。
アニメ背景風の加工
簡単!写真をアニメ背景風に加工するチュートリアル桜編
難易度:☆☆☆☆☆
星5つですが、手順が多いだけで難しくはありません。脱初心者レベルです。
この記事では、「HDR」の代わりに「Camera Rawフィルター」でベースを作り、「画像トレース」の代わりに「ぼかし(表面)」で塗りっぽさを表現しています。
あとはとりあえずキラキラさせておけばキレイなアニメ背景っぽくなります。
こちらの記事はSNSやはてなブックマークで結構拡散されました。
もっと簡単!写真をアニメ背景風に加工するチュートリアル室内編
難易度:☆☆☆☆
基本的な考え方は桜編と同じです。最終的にはキラキラさせとけばOKです。
こちらの記事では、奥行を意識した加工も取り入れています。
桜編よりも手順が少ないのでこちらの方が簡単です。
写真を杜王町風に加工するチュートリアル
難易度:☆☆☆☆
TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 第4部』の舞台である杜王町風に加工するチュートリアルです。
基本的には色相をずらして空を入れ替えれば杜王町風になります。
杜王町風の雲をフリー素材として配布しているので、雲は描かなくてOKです。
5分でできる!写真を漫画背景風に加工するチュートリアル
難易度:☆
線画抽出と2階調化によるベタ塗り、トーン風加工で写真を漫画背景風に加工します。
ごく簡単な手順なので、慣れれば初心者でも5分で出来ます。
この記事ではトーン風素材をフリーで配布してますが、トーンを自分でいくつか作成しておけば、より完成度の高い加工が可能です。
加筆できる人は、これをベースに加筆するとよりクオリティが上がります。
アート風の加工
簡単!写真を淡い水彩画風に加工するチュートリアル
難易度:☆☆☆
ぼかし(ガウス)と輪郭検出とフィルターの「雲模様」を組み合わせて水彩風に加工。
「雲模様」はPhotoshop以外のソフトでは「パーリンノイズ」となっている場合もあるようです。
画像の端を消してそれっぽいサインを入れると、より手描き感が増します。
5分でできる!写真を鉛筆画風に加工するチュートリアル
難易度:☆☆
スケッチ風に加工するチュートリアル。
フィルターギャラリーの「コピー」で線画を抽出、「グラフィックペン」で塗りを表現します。
線画を抽出する方法はいくつかありますが、「コピー」はいろいろコントロールできて使い勝手が良い感じです。
また、線画レイヤーをいくつか用意し少しずつずらしてやると、ラフ感が出ます。
5分でできる!写真をチョークアート風に加工するチュートリアル
難易度:☆☆
グラデーションマップで白黒化し、白い部分にチョークの質感を加えることで黒板アート風に加工します。
フリー素材としてチョークの質感パターンを配布しているので、そちらを利用すれば簡単に作成できます。
最後に黒板の写真に合成すればOKです。
5分でできる!写真をドット絵風に加工する方法
難易度:☆
写真を昔のゲームの背景のようなドット絵風に加工するチュートリアルです。
HDRでベースを作成し、モザイク処理と減色で仕上げます。
少ない手順で簡単に加工できます。
写真をモザイクタイル風のドット絵に加工するチュートリアル
難易度:☆☆
写真をモザイク画風に加工するチュートリアル。
イラレでドット絵に加工し、グラフィックスタイルを適用します。
グラフィックスタイルを作るのが面倒なときには、3Dの押し出し・ベベルでも似たような加工が可能です。
おわりに
最近は優秀な写真加工アプリもいろいろあって、素人でも気軽にイラスト風に加工できるようになってきました。
しかし、自動処理ではまだまだ出来ない部分が多いので、Photoshopの加工技術を覚えておいて損はないと思います。
また、様々な機能を使うので、初心者の練習にはピッタリだし、上手くできると満足感も大きいのでモチベーション向上にもつながります。
他のイラストと組み合わせることもできるので、人は描けるけど背景は描けないという方にもおすすめですね。
ぜひ挑戦してみてください。