ニセコイワオヌプリは初心者でも1時間15分ほどで登れるお手軽な山。
アイヌ語で「硫黄の山」を意味するイワオヌプリは、その名の通り硫黄や火山礫に覆われた活火山です。
標高1,116mとそれほど高い山ではないものの、巨大な火口がむき出しになった山頂付近の荒々しい光景は一見の価値あり。
ニセコ連峰の中でもイワオヌプリでしか味わえない体験ができます。
アクセスと駐車場
駐車場は
五色温泉インフォメーションセンター
五色お花畑駐車場
ニセコ野営場
あたりを利用できます。
ただし、夏山シーズンや紅葉シーズンの休日はかなり混みます。
午前中の早い時間に行かないと停められない可能性があるので注意が必要。
登山口~序盤
インフォメーションセンター駐車場から登山道へ向かいます。
上の写真は駐車場付近から見たイワオヌプリ。右側が山頂です。
五色温泉。
ニセコ神社。
奥に見える山はアンヌプリ。
この辺りは道が整備されているので登山者以外も気軽に散歩できます。
すでに火山らしい荒々しさが垣間見ることができます。
登山道入り口はこの階段の先。
個人的には登山道よりもこの階段が一番疲れました(笑)
階段の途中にあったツバメオモトの実(たぶん)
駐車場から10分ほどで登山道入口に到着。
ここで入山届を書いていよいよ登山開始。
開始早々長い階段が…
階段を登りきると、今度は岩の急坂が現れます。
短い急坂が少しだけ続きます。
最初の階段からこの辺りまでがイワオヌプリ登山で一番疲れるような。
平坦が続く中盤
岩の急坂を抜けると、一気に平坦に。
進むにつれ、どんどん歩きやすくなっていく。
平坦な上、障害物もほとんどないのでサクサク進みます。
広い場所に出ました。
ベンチらしきものがあるので、休憩もできます。
山頂は見えませんが、山の全体像はわかります。
山頂方面。
山頂はこの向こう側。
登山者の姿も確認できます。
さて、平坦はこの辺りまで。
ここから少し進むと、また険しくなります。
ガレ場~山頂へ
休憩ポイントから少し進むと、岩の急坂が現れます。
少し登ると視界が開け、広めのガレ場が現れます。
まだ登山道の途中ですが、眺めが最高。
右側の岩がゴロゴロしている山が小イワオヌプリ。
真ん中のジグザグの登山道がついている山がニトヌプリ。その奥がチセヌプリ。
上はなかなかの急坂。
落石や滑落に注意。
ガレ場を登りきると視界が開け景色が一変。
巨大で荒々しい火口が姿を現します。
火口の外輪は馬蹄型になっていて、左右のどちらからでも登ることができます。
右側の登山道(写真下)は砂っぽく滑りやすいです。
今回は左側から登りました。
少し登ると山頂が見えます。(写真中央)
山頂は右側の登山道の方が近いです。
それにしても日本じゃないみたい。
火口の向こうにアンヌプリがそびえたちます。
人と対比するとアンヌプリの巨大さが際立ちます。
山頂はこの写真右側。
この辺りまで来るともう楽なものです。
山頂へ向かう人々。
山頂付近は岩が大きい。
大沼と岩内の町。
岩の向こうは泊方面。
9月の地震の際に「かしわ」と呼ばれまくった泊原発も見えています。
イワオヌプリ山頂
到着。
写真を撮りながら登って1時間半弱でした。
写真を撮らなければ1時間~1時間15分くらいだと思います。
ちなみに山頂標識はここですが、山頂はここではありません。
この写真の一番右の山。(山頂標識から見て東の方向)
途中まで道らしきものがあって登っている人もいましたが、実際に立ち入って良いのかどうかはわかりません。
それにしても景色がすごいです。
山としてはそれほど高くはないですが、他の山ではなかなか味わえない荒々しさがあります。
眺望やパノラマはアンヌプリの方が良いですが、山としての楽しさは引けを取りません。
お手軽に火山の荒々しい景色を楽しみたい人は、ぜひイワオヌプリに登ってみてください。
ニセコアンヌプリは初心者でも1時間半ほどで登れるお手軽な山。山頂からは羊蹄山やニセコ連峰、倶知安の町、岩内~神恵内、洞爺湖や噴火湾など、360度の大パノラマを展望できます。